Corpus Christi
Boże Ciało
2019 · Drama · Poland, France
1h 56m
© 2019 Aurum Film Bodzak Hickinbotham SPJ. - WFSWalter Film Studio Sp. z o.o. - Wojewódzki Dom Kultury W Rzeszowie - ITI Neovision S.A. - Les Contes Modernes



The story of a 20-year-old Daniel who experiences a spiritual transformation while living in a Youth Detention Center. He wants to become a priest but this is impossible because of his criminal record. When he is sent to work at a carpenter’s workshop in a small town, on arrival he dresses up as a priest and accidentally takes over the local parish. The arrival of the young, charismatic preacher is an opportunity for the local community to begin the healing process after a tragedy that happened there.
💃 踊り終えたあと、本音がこぼれる
「タンゴの後で」都度課金開始✨
💃 踊り終えたあと、本音がこぼれる
「タンゴの後で」都度課金開始✨
隣の唐十郎
3.0
獣の群れのような少年院から出所した前科者が、いきなり皆から尊敬される司祭になってみました …という世界仰天ニュース(に基づくドラマ) 何とな~く聖職者になりすますって実は意外と良くある事らしい😅 物語のテーマは[罪と癒し] 聖人が罪人でもあるように、正義と悪、愛と憎しみは、表裏一体二元論 誰だって大なり小なりウソをつく 裏オモテあるのが人間ってもんですね😅 教会と少年院の対比が秀逸!
ジュネ
4.0
直近で劇場公開された新作をレビュー、今回取り上げるのは『聖なる犯罪者』。アカデミー外国語映画賞のポーランド代表にも選出されました。 ------------------------------------------------------------ ダニエルは自らが聖職者になることを夢見るほど熱心なキリスト教信者です。演じるバルトシュ・ビィエレニアの「顔面力」がとにかく凄まじく、見開かれた目に宿る狂気には吸い込まれてしまうようです。神父になりすましたは良いものの彼は本物のド素人ですから、冒頭から行き当たりばったりの思い付きで何とか急をしのぐ場面の連続。 ------------------------------------------------------------ 序盤は「いつこの嘘がバレてしまうんだ?」とハラハラさせられる、サスペンス的な要素でグイグイ引っ張っていくんですね。しかし中盤に差し掛かってコミュニティの抱える暗部が暴き出されると、信仰の意義とは何なのかを考えさせられます。この小さな社会では宗教も権力と癒着して完全に「世俗化」してますし、人々もよく知る神父や自分にとって都合の良い教義のみを「形式的」に信じてるに過ぎないんです。 ------------------------------------------------------------ でも本当の信仰は形にとらわれず自分の心に従って信じたときに現れるはず。ダニエルは犯罪者ですけれど、先入観なく自らの信心にのみ従って行動するという点で、やっぱり説得力が全然違うわけです。面白いのは布教活動を行う内にダニエル自身も浄化されていく点で、彼の内面の変化を序盤と終盤の「セックスシーン」でストレートに表現して見せるのがユニークでした。 ------------------------------------------------------------ 設定だけ見れば「ありがち」と匂わせながらも、人間の善悪と宗教の関わりを深く描いた、秀逸なドラマに仕上がっていると思います。
wishgiver
3.5
これはなかなか評価が難しい作品でした。 犯罪歴があり聖職者になれないダニエルが、ある村でその事実を隠蔽し、司祭の手伝いを始めます。 その村は過去に7人が亡くなった交通事故の痛手を未だ抱えており、彼はしがらみに縛られることなく、自身の信仰心でその問題に向き合います。 カトリック信仰心の厚いポーランドの旧い村では司祭の発言には絶対に近い重みがあり、ダニエルの奇行とも取れる行動に違和感を抱きながらも、村人たちは少しずつ前を向きはじめます。 ---------------------------------------------- こう書くと温かくていい話みたいですが、この ダニエルは厚い信仰心を持ちながらも酒・ドラッグ・セックス何でも来いのネオナチ系キャラで、彼の狂気を孕んだ目と敬虔な信仰心のギャップが作品に異様なオリジナリティを与えています。 実際にあった話を基にしているそうで、反保守の自分としてはダニエルの行動がもたらした結果には賛同しますが、あの異様な彼を受け入れるには信仰心という制約がないと難しいでしょうし、しがらみを打ち破って前に進むことの難しさを改めて感じさせられました。 映像も音楽も素晴らしく、さすが昨年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたクオリティ。 この年の外国語映画賞にノミネートされたのは他に『パラサイト』『ペイン・アンド・グローリー』『ハニーランド』『レ・ミゼラブル』ですが、すべて見応えのある作品でした。
Masatoshi
4.5
2019年のポーランド・フランス映画です。受賞は逃したものの、第92回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされました。 実話を元にした作品という事ですが、ポーランドでは偽司祭事件は頻繁に起きていて、その幾つかのエピソードを元に脚本が作られたそうです。 ポーランドの小さな村の重く閉鎖的な人間関係が丁寧に淡々と描かれ、また、主演のバルトシュ・ビィエレニアの複雑で説得力のある内省的な演技が、映画を観終わった後も心に染み入ります。 余談ですが、実はポーランドの帽子メーカー、カシュケットのハンチング帽を 愛用していまして。冬は暖かく、とても被りやすく重宝しています。全くどうでもいい話で申し訳ありませんでした。
あっちゃん
4.5
第92回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされたポーランドのヒューマンドラマ。 前科者は神父になれないと知りながら、いつか神父になることを夢見ていた青年が、少年院から仮釈放後にふと立ち寄った教会で新任の司祭と間違えられ、偽神父を演じる。 宗教を絡め、人間の本質を問う実話ベースの衝撃作。人は善と悪が内在するからこそ悪を赦すことが愛なのか。 とても美しい小さな村の風景の中、深く生々しいストーリー展開に胸を打たれた。
星ゆたか
3.0
2022.8.11 『神のご加護を』と声を交わす人々。キリスト教の信仰心を生活の指針とする人達にとって、それは『こんにちは』と挨拶する言葉と同じ。ただその挨拶に“どうぞ幸せでありますように”と、相手を思いはかる気持ちが添えられる。 少年院から仮出所し、製材所で社会復帰するための更正労働に就く筈だった主人公の青年。 ひょんな所から思いがけず神父に奉られ、〔告解〕や〔ミサ〕などの業務をこなさなければならなくなる。 衝動的・刹那的行動での犯罪歴から少年院に入る身であったものの。 もともと純粋な神という観念に、傾倒する気持ちもあり、少年院に説法に訪れる神父にも信頼を得ていた。 『神学校に進みたい』という希望も“犯罪歴ある人間は駄目”と説得されてもいた。 だから現実に急きょ対面した聖職の仕事。仕方なくスマホや本の手引きの情報で何とかやりすごす。少年院で神父の説法の時、代表で聖歌を独唱する特技が身を助ける場面(聖堂で信者に先立ち、そして共に斉唱する)は、思わず笑ってしまう。 ただ初めての“告解”の母親が、煙草を止めぬ12歳の息子をつい叱ってばかりいる自分に。『もっと強い煙草を勧めれば、おそらく吸わなくなる。そしたら一緒にサイクリングに行きなさい』と語り涙ぐませる辺りは見事なもんだ! その町では十数カ月前、悲劇的交通事故があった。二台の車、一人と六人のそれぞれの運転手と乗客の全員が亡くなる衝撃的事件だった。残された遺族は、その持って行き場のない悲しみの感情を“怒り”に変換し、そのホコサキを、一人の対抗車の運転手の妻に向けていた。 しかし第三者の傍観的立場の、“偽りの神父”が涙を遺族のために流し、心を寄せあって上げられたために、少しずつ彼らの悲しみと怒りの感情が癒されていく。内に押さえ込まれていた感情を、外に吐き出す奇妙な神父伝達の行為も実施する。 そんな中特に一人の遺族の母親と娘、神父の世話役をすることで悲しみを乗り越えようとしていた彼女らと親しくなる。母親は頑なに事故を犯罪として、あの相手方の妻を同じ悲しみの被害者の遺族として認めてなかった。しかし娘は事故で亡くなった兄の葬儀に、薬にラリッテいて参列しなかった弱味もあり。 またその一方で、事故の前にその兄から運転していた仲間が、酒を浴びて飲んでいるスマホ映像を送ってきていた事実を得ていたために、これは相手方だけを責められないと思っていた。その辺の事情を周囲に話さないので誤解も受けた。 またその相手方の妻も“偽りの神父”の心の寄りそいのお陰で。 『実はあの事故の前、夫婦喧嘩をして夫は、死んでやる』と言っていたと素直に告白できた。 愛は頑なな凝り固まった怨みを氷解してくれるのだ。 映画はこの主人公の不安程な立場、いつ偽物の神父であるか露呈するかのサスペンス。製材所でかつての仲間を見た時のショック!などを見せつつ。 また別の所で、そんな過去の前科で未来に希望を持てない彼が、聖職の行いをナゾルことで、心の中に神聖な祈り(神との対話)が覚醒していき、その一瞬でも過去の呪縛から解放されていく様子を見せ、自由で魂の震えるような喜びの感動を観客に与えてくれた。 ただ現実は更に、単純に人間再生できない環境からの試練が新たに待ち受けている。 血まみれで激情な姿の開巻に巻き戻ったような幕切れ。 このむき上げた眼差しからの、 彼の歩みの先に見えるものは? 果たして‥‥“神のご加護を” ( “God save you!” )
Taul
4.0
『聖なる犯罪者』鑑賞。聖職者なりすましもののサスペンスから現代社会のリアルな問題と信仰や許しの本質的謎かけまでも包括。それが恐ろしく自然で気が付いた時心が震えていた。主人公役バルトシュ・ビィエレニアが表情と行動だけで複雑なキャラクターを創造。印象が目まぐるしく変わるのもまたテーマに繋がっているよう。恐るべき複雑な顔を持つドラマ。
cocoa
3.5
原題は「Boze Clalo」。 「聖体、聖体節」の意味。 実話を基にしたポーランド映画ですがなかなか面白い作品でした。 犯罪歴のあるダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)は少年院を仮出所する。 前科者は聖職につけないと言われたダニエルだったが神父になることを願っている。 そんな彼が片田舎の教会で新しい司祭と間違えられてそのまま「トマシュ」と名乗り司祭になりすます…そんなストーリー。 まずは主演のダニエルを演じる役者が適役! 見開いた青い瞳が雄弁で、酒やクスリでキメた表情も凄みがある。 少年院時代から司祭服を所持していたダニエル。 初めての告解もスマホで「告解の手引き」を読みながら住民の言葉を聞く。 12歳の息子がタバコを吸うと相談を受け、ダニエルのアドバイスが「もっと強いタバコを与えよ」「一緒にサイクリングに行きなさい」など。 まだ10代のダニエルの言葉を村の敬虔なカトリック信者は素直に聞き入れるのです。 初めての教会のミサもこなし、だんだん信頼を得るダニエル。 ミサの説教が思い浮かばなくで沈黙…。 「沈黙も祈りです。」と堂々とした態度には村人も納得。 村では一年前に起こった交通事故で多くの犠牲者が出ている。 遺族と加害者側との関係はまさに村八分のよう。 ダニエルはその関係にまで切り込んでいくのです。 有力者バルケビッチ町長との「正義と権力」についての会話もダニエルは対等に張り合う。 司祭服を着たダニエルが成りすました立場に自信を持つ過程が面白かった。 ダニエルの正体を知る少年院時代の仲間ピンチェルの登場。 脅迫を受けても聖体節の準備をするダニエルの姿、何が彼をそこまでさせるのか。 聖職者になることを夢見た経緯はわからないけど、ダニエル自身に確かな手応えがあったからかもしれない。 その後、本当のトマシュ神父が現れ、ダニエルは少年院に逆戻り。 さらに犯罪を犯してしまい逃げる姿でジ・エンド。 ポーランドでは偽神父の事件は毎年起きているらしい。 そもそも神父に身分証明を求めることなど出来ないという。 信仰とは、善悪とは、そんなことをダニエルの表情から読み取りたい、好きな作品でした。
Please log in to see more comments!