Black Book
Zwartboek
2006 · Drama/Thriller/War · Netherlands, Germany, UK, Belgium
2h 25m
©2006 FILM & ENTERTAINMENT VIP MEDIENFONDS 4 GmbH & CO. KG



In the Nazi-occupied Netherlands during World War II, a Jewish singer infiltrates the regional Gestapo headquarters for the Dutch resistance.
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Rachel's Theme

A Hundred Years from Today

In Pursuit

Escape Plans

Escape Plans

Falling Into the Trap
Till
5.0
オランダの奇才ポール・ヴァーホーベンが監督を務めた戦争サスペンス映画。 『ロボコップ』や『トータル・リコール』、『スターシップ・トゥルーパーズ』などアメリカで数々のヒット作を手掛けたヴァーホーベンだったが、『インビジブル』の制作時にスタジオ側が望む形で映画を作らされたことに不満をもち、本当に自分のしたいことをするために母国オランダへ戻って一発目に撮ったのがこの『ブラックブック』。ハリウッドのしがらみから解き放たれたヴァーホーベンの面目躍如たる素晴らしい作品だった。 本作は第二次世界大戦時下のオランダのハーグで幼少期を過ごしたヴァーホーベンが描く本格的な戦争映画なので、いつものおふざけは抑え気味。ただ、“ヴァーホーベンイズム”が希薄になっているかと言えばそんなことはなく、他のナチス映画とは異なる独自のアプローチで物語を紡いでいる。それは、敢えて「ナチスとレジスタンスを勧善懲悪の構図に収めない」というもの。 ユダヤ人である主人公のラヘルはナチスに家族を皆殺しにされ、その復讐を果たすためレジスタンスに仲間入りする。ナチス内部の情報を探るために彼女はナチス将校ムンツェに近づくのだが、このムンツェという男は知的で品があり、ユダヤ人にも理解のある非常に魅力的な人物だった。その一方で、レジスタンス側には自身の利益のために仲間を陥れるとんでもない「裏切り者」が紛れ込んでいたのである。“悪”であるはずのナチス側にも“善人”がいるのと同様、“善”であるはずのレジスタンス側にも“悪人”が潜んでいることだってあり得るのだ。 確かにナチス自体は擁護のしようがない悪であり、糾弾されるべき存在であるのは間違いない。それゆえに、エンタメ作品において悪役として登場させることもしばしばあり(特にヒトラーは)、もはや「ナチス映画」は一つのジャンルになりつつあるだろう。しかし、本当にナチス全員が悪人で、レジスタンス全員が善人だったのだろうか。そんなに単純な話で片づけられるのだろうか。この映画はそうやって人間を“善と悪”の二元論で定義することの危うさをあぶり出す。 物語が二転三転し思わぬ方向へと進んでいくサスペンスや「裏切り者は誰か」というミステリーとしての見応えも抜群で、主人公がナチス党本部に潜入するスパイモノとしてのスリルも満点。そしてどんなに絶望的な状況でもしなやかに、力強く生き抜く女性のドラマには心を打たれた。反戦映画として痛烈なメッセージを発信しながら、これほど素直に面白いと言えるエンターテインメント作品はそうないだろう。ヴァーホーベンの卓越した展開力と演出力が冴えわたった映画史に残る大傑作だと思います。
神木 セイユ@契約作家
5.0
第二次世界大戦中、1人のユダヤ人歌姫を軸に時代背景を魅せてくる映画です。 尺の長い映画ですが、全然飽きませんでした。目まぐるしく辛いトラブルが起き、その中でも気丈に生きて行く彼女の姿は美しかったです。
ぴよそら
4.0
どうして人間は区別したがるのだろう? 肌の色で、髪の色で、目の色で…。幸福に結びつか ないのはよく解っているのに。 加えて宗教は内面からもあぶり出していく。 恐怖の世界の中で、裏切り裏切られ、人間の本質を問う。ナチスはみな悪か?ユダヤ人はみな迫害され怯えていたのか?レジスタンスは正義の集まりか? 戦争映画にミステリーも加わった面白い映画でした。今まで観たナチス関連の映画で「シンドラーのリスト」「ライフ・イズ・ビューティフル」「ハイドリヒを撃て!」「愛と哀しみのボレロ」と共にベスト5入りです! あっ!「独裁者」を忘れてた…💦
FUKUYAMA T.
3.5
サスペンス、PG12。 中盤から誰が悪いのかわからなくなった。 たとえ家族が殺されても、その組織の人間を愛する気持ちは、それを上回ることがあるんだなあと思った。 肥溜めをかけられるシーンは気持ちが悪くなった。
sonuko
4.0
公開時、高校2年生だったかな。映画館で見ました。 貸切状態でした。 ポール・バーホーベンという人はエグい映画をとるよ、とネットで見ていたけれど見たほうがいいなと思ってみていましたが、やはり記憶にあるのは残酷さ。 レビューのくせに、ストーリーラインが記憶にそこまでありません。しばらくは見るのを躊躇していました。そろそろ、また見直したいと 思います。
wishgiver
4.0
舞台は1944年のナチスドイツ占領下のオランダ。美しいユダヤ人女性が不思議な運命に翻弄されながらも家族の復讐に挑む物語を壮大なスケールで描いた作品で、当時の再現度も含め非常に見応えがありました。 ♢♢♢ 監督はあの『スターシップ・トゥルーパーズ』のポール・バーホーベン! 母国オランダに戻り、オランダ映画史上最高の製作費をかけて撮った本作はまさに渾身の出来で、バーホーベン監督らしく「悪くないナチス、良くないレジスタンス」を史実に絡ませながらテンポよく見せる手腕はさすが。 そしてヒロインを演じるカリス・ファン ・ハウテンがとにかく魅力的で、最初から最後まで目が離せません。 ♢♢♢ 本作のモデルとなった『リプハーゲン:オランダ史上最悪の戦犯』も観てみよ!
星ゆたか
4.0
2022.5.24 監督ポール・ヴァーホーヴェンさんは、78歳の時あの「エル ELLE」という強い女の心と性の映画を発表した。 この作品はそれより若い68歳の時の、やはり強くどんな困難にもめげない女性の戦争悲劇を扱ったものだ。 物語は1956年のイスラエルのギブスという田舎町に住むヒロインが、第二次大戦のドイツ占領下のオランダでの、想像絶する残酷な仕打ちの戦争日々を回想する形で繰り広げられた。 この《回想》つまり過去にどんなひどい非道な経験をしたとしても、とにかくその後は生き抜いたという姿を見せての映像観賞は、なんといってもその後続く残酷な場面に観客、少なくとも私には耐え続けられた要因になった。これは一種女性ヒーローものの作りと共通する。 それともう一つ。ナチの迫害のユダヤ人の女性であっても、客扱いが上手で芝居っけもある、容姿魅力の抜群なもと歌手であったという設定は大きい。芸は身を助けるのだ。 登場人物を整理しよう。 まずオランダ側から。逃亡中最初の頃ヒロインを助けるマールというヨットで表れるもと商船の操縦士。 オランダ警察のファン。富裕層のユダヤ人を集めて逃亡の手助けするふりをして、結局裏で通報し射殺させ、財貨をナチスの腹黒いフランケン中尉に横流しする。そして自分はあくまでも逃亡を助けたという立ち位置を後の調査のために残す。そのためレジスタンスの標的になり、さらにその結果ユダヤ人報復の苦境を招く。(一人のナチ関係の犠牲に対し四十人の対価・見せしめの処刑) この最初の時マールも、せっかく再会できたヒロイン・ラハルの両親・弟も他のユダヤ逃亡者十数名と共に全て射殺され、後にも数十名のレジスタンスの仲間が命を亡くす。この後半の時の密告者が誰かは別の話。 その他ナチス側には、ヒロインが情報内通のため近づくが、目的以上に好きになってしまうムッツオ大尉。彼も妻子を英国軍の爆撃、この戦争で亡くしているのだ。だから敗北主義だと言われても、終戦間近の時、抵抗分子と交渉した。 さらにフランケン中尉とムッツオ大尉の言動の取り締まりを、終戦直後保身のために消し去ろうとカナダ隊に協力するカウトナー将軍。 レジスタン側としては。 組織本部のリーダー格・カイパース、愛する同胞・息子を亡くす。射撃の名手・また外科医療の腕もあるハンス。この男が最後のドンデン返しになる。気が弱いが一番人間的青年のテオ、本来なら彼の生死の尺度が普通の人間。 終戦間近でこれ以上無駄な戦死者を出したくないとムッツオ大尉と密約をかわす(後にこれが反逆罪としてムッツオは処刑の対象となる)公証人スマール、全てのこれまでの真実の情報を書き綴ったブラックブックを持つ。故に何者かの指図で夫妻とも最後に殺された。 これらナチス側とレジスタンス側とが、二転三転して誰が裏切り者なのか?とスリリグに時にユーモラス(ハンスがヒットラーの真似をするなんて所は笑わせる)に進められてゆく。 そして何より観客が好印象受ける人物が、ある時突然殺されて死んでゆくその悲しみこそ、戦争なんだとする見解は、活劇としてだけでなく紛れもない現実なんだと思う。またあの終戦直後の解放されて幸せなはずなのに、怒りや憎しみが爆発してしまう被害者言動は、戦争をそのままの愚かさをおさらいしているではないか。ナチに加担した人間はことごとく吊し上げになる。しかしこれまた実際あった話だ。 これは情報源を管理されている社会主義の国などは尚更だ。あの時代多くのドイツ市民が、ナチスの愚行の実態を知らされてなかったと言うし、あんな昔の話だけでなく、今日のロシアや他の社会主義の国々にも言えまいか。私達は知らなかったのだと。
YOU
4.5
ポール・バーホーベンが監督・脚本を務めた2006年公開のサスペンス作品。 ハリウッドの一時代を築いたバーホーベンが祖国オランダに戻って制作した本作は、製作費に25億円が費やされたオランダ映画史上最大規模の作品。物語はレジスタンスの一員となった主人公のユダヤ人女性エリスが、偶然居合わせたムンツェ大尉の愛人となりナチスの内部へ潜り込むという潜入サスペンスがメインであり、真犯人探しや復讐譚といったエンターテイメント作品としての魅力も満載です。その過程で描かれる残虐描写も容赦がありませんが、本作に関してはそれらの直接的な残虐描写以上に恐ろしく描かれた「人間の露悪的な側面」がとにかく強烈な印象を残します。特に最悪なのは、終盤でエリスがナチスに加担したとしてレジスタンス側の人間から何とも醜い仕打ちを受ける場面ですね。このようにレジスタンスの人間にも”正義”や”犠牲者”という大義名分のもと他者を酷く痛め付ける人間もいれば、逆にナチスにも善良な心を持つ人間もいるという”単なる勧善懲悪の話には持ち込まない”本作の客観的な視点と語り口が、物語や登場人物に厚みを加えると共に劇映画としての魅力にも深みを与えていると思います。 144分とやや長尺ではありますが、とにかく色んな要素が盛り込まれておりその全てがズキズキと刺さってきます。これらを経て最後に待つのは幸せな日常かと思いきや、また非常に苦い後味を残すあの幕引き、やはり容赦がありません。一粒で何度美味しいんだ。 🍫
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