An Autumn Afternoon
秋刀魚の味
1962 · Drama · Japan
1h 53m
©︎1962/2013 松竹株式会社



Shuhei Hirayama is a widower with a 24-year-old daughter. Gradually, he comes to realize that she should not be obliged to look after him for the rest of his life, so he arranges a marriage for her.
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julian
3.0
This may contain spoiler!!
Tomo_gabethedoggo
4.5
*この映画をみたら、日本のおっさんが大好きになるので閲覧注意
邊見 猛
5.0
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LIBRO
4.5
この作品の時代が今と余りにも違うけれど、投げかけてるテーマは現代にも通じてると思う 「東京物語」といいこれといい、日常風景から、人間の悲哀や孤独を捉える手法が普遍なので刺さる
meme
3.5
なんだか「古き良き日本」に触れたくて小津作品をセレクト。「東京物語」に続き2作品めです。実は若い頃は苦手意識のあった小津作品、この年齢になって追いつきました。 やぁ、良かった。てか、タイトルからいい!センス素晴らしい!小津作品の特徴の父娘の描き方、当たり前ですが現代映画ではなかなか見られない! ストーリー的には「東京物語」の方がタイプなんですが(杉村春子に圧感だったし)こちらも非常に繊細で良かった。小津作品は、生まれてもなければその時代を体感してもないのに、何故か「郷愁」やら「哀愁」やらが芽生える。しまいには「あぁ、あの頃は良かったな」とか思ってしまう。 でも、そうゆう事だと思うのですよ。 日本に生まれて、育って、やはり大和魂じゃないけど、根っこの部分には何かあるんじゃないかな。そうゆうところを刺激するのが、小津監督だなと。 笠智衆がまたこれ、いい芝居するんですよね。最後のやかんのシーンなんて、、もう。 思ったのが、小津監督ってほんっとに、風景の映し方が天才、すごい。鏡台、窓越しの青い空、団地、全てドンピシャでした。 若き日の岩下志摩、岸田今日子も良かったし、佐田啓二もいい男だったー! しばらくして、また小津監督の作品に浸りたいと思います。
てる
3.5
小津安二郎の遺作となった作品。 年老いた父とその父を想うがゆえに結婚しない娘の話し。 『晩春』を思い出す。というか似たような話しだなぁと思う。 これは現代人だからなのか、それとも親子の絆が薄い私の個人的な思想なのかわからないが、親が心配だから結婚出来ないなんてことあるんかね? 現代とは結婚というものの有り様が違うのはもちろんあるだろう。親が子どもの結婚相手を探すというのは当時は当たり前だったのかもしれないが、現代ではどうなんだろうか。今だにお見合い結婚とかあるのかな。 とはいえ、この時代の中では、このお父さんは随分と優しくて、融通の利く方なんだとは思う。恋愛結婚がしたいのであればそうさせようとしてくれている。相手がいないのであれば、自ら足を運んで探している。娘が心配なのはわかるけども、結婚する当の本人の意志が置き去りになっている。 その置き去りになった娘の親に対する想いと、結婚してほしいが結婚したらそれはそれで寂しいという父の微妙な心のすれ違いがある。 果たして、この感想が小津安次郎が求めた感想なのかだろうか。 私の考えとしては、親が自らの結婚に対して口を挟むなど言語道断だ。心配なのはわかるが、意思もないのに結婚させるなど、もっての他だ。自分の人生なのだから、相手は自分で決めるし、結婚の時期も自分たちで決めたい。そこに失敗があったとしても、それもまた人生経験なのだとそっとしておいてほしい。 たぶん、当時の人とは考え方に相違があると思う。 だからこそ、私は彼等に共感が出来ない。 あれやこれやと奔走する父には呆れてしまう。何を1人で舞い上がっているのだろうと思ってしまう。それに、娘を送り出して、ほっとした反面、寂しいという感情はわからなくはないが、自分が勝手にやったことで、悔やんでる姿に同情の感情は全く沸かなかった。 それに対してあまり口を挟まない娘に関しては理解不能だ。父が心配で結婚に踏み切れないほど、父を深く愛している娘。それって小津安次郎が求める理想の娘像なのではないかと思ってしまう。それとも昔はそんなものだったのだろうか。 現代と当時の結婚感の相違でこの作品を楽しめていないのは確かだ。 でも、この作品には人情があるのは伝わってくる。それは、現代の人よりももっと熱い感情だったのだろう。 だからこそ、この作品を観るとその人間の温かさが羨ましく感じる。 この作品の中に悪人は誰一人出てこない。ほのぼのしているけど、どこかすれていて、人間らしさを感じる。不便であるけど、楽しさを感じる。 現代は人間関係が複雑だからこそ割りきってしまわなければならないこともある。でも、この時代の人は、あまり多くない人との絆の中に生きている。だからこそ他人を無下にしないのかなぁなんて思ったり。 現代と過去との違いを感じさせる作品だった。
星ゆたか
4.0
2023.10.20 【座談会レビュー*第32回】 生誕120年・没後60年の小津安二郎監督の遺作です。 お集まり頂いたメンバーは星ゆたか、光ゆずる、風かおる、水すみかさんの面々です。 どうぞよろしく😉👍🎶ね。 (星)この作品の脚本を野田高梧(1893~1968)氏と長野の蓼科の山荘で書き始めた頃。 小津安二郎監督の最愛の母親が87歳で2月に亡くなり。 鎌倉に戻ってシナリオ執筆を終えたのが、7月末だった。 そして秋に撮影11月18日に公開となったそうです。 (光)脚本の野田さんとは仕事上でも、小津さんの監督デビューの「懺悔の刃」(25)と古く。戦後の作品「晩春」(49)から本作の「秋刀魚の味」(62)まで一緒ですからね。 よっぽど相性が良かったんでしょう。 小津監督はその共同脚本について。次のような言葉を残してます。 『二人で考えると、一つの場面の処理でも、あの手この手と手が3つも考えられる。その中から最良のものを選択できる。それに独り合点にならず客観視できるメリットもある。』と。 (風)物語は、いつもの娘の縁談に気をもむ親の姿を描いたものですが。 中学時代の恩師(東野栄治郎さん55歳の時で役柄は72歳)が妻を亡くした為に、娘(杉村春子さん53歳で47歳の役)を便利に頼り。 現在はしがない中華料理屋を一緒にやっていて。 嫁がされ仕舞いで後悔している姿に。 非常に感じる所があってというのが特徴的な作品ですが。 以前見た時の事を今思い返しても、 岩下志麻さんの文金高島田の美しさと共に。 何故か心に染み入るのは。 この結婚しそびれて、人生に疲れ、 昔は綺麗な娘さんと言われた事もあったのに。 人あたりがギスギスしてしまった、 杉村春子さんの中年の女性像が。 まさに“秋刀魚の味”の苦味って感じでしたね。 (星)そう、だから主人公(笠智衆さん58歳で45歳)も妻に先立たれ、 娘(岩下志麻さん21歳で24歳)と息子(三上真一郎さん22歳で21歳)の三人家族で暮らしてきて。 それまで手伝ってもらっていた家政婦さんが辞める事になり。 後がまが見つからない状態で、 娘が嫁に出るのは困るのだけれど。 しかしそんな事も言ってられないと。 娘の縁談を進めるんですよね。 (水)私は今回初めてこの作品を見たのですが。 その家族の姉弟の兄夫婦の団地住まいの。(佐田啓二さん37歳で32歳の役と、 岡田茉莉子さん29歳で28歳) その夫婦が冷蔵庫を初めて買うのに、 父親に50000円借用するとか。 冷蔵庫も掃除機も買ってある隣の 家庭事情とかが。 現代の感覚からはやはり不思議で…。 更にそのために夫が、自分の趣向の為に。 ブランドの中古のゴルフ道具を。 友人から買う話が妻の反対で買えそうもなく。 最初は膨れっ面でイラダチ気味だけれど。 その後毎月2000円ずつ10回払いにしてもらい、妻に『その代わり私も買うわよ、白いハンドバック!』と釘を刺されつつも。 夫が子供のように喜ぶ様子が。 いかにも〔高度経済成長時代〕前の日本を感じさせて面白かったですね。 (風)そうでしたね。 でもやっぱり、いつもの作品のように。 仲良し三人組の同級生コンビ(中村伸郎さん54歳、北竜二さん57歳と笠さんの)の仲間の酒談義の冗談の“カツギアイ”も愉快、傑作ですねぇ。 一つが若い娘のような後妻をもらっての“オノロケぶり”の男が仲間から。 その友達が死んだ事にして、お弔いの話を行きつけの店の女将に話し。 ちゃっかりその男が遅れてやってきたもんだから…。 女将に『やぁっですよ!』と。 もう一つは友達からの娘の縁談話が駄目になり、主人公の男が“がっかり😞💨する”のを面白がる、その“死んだ友達”にされた男を中心にした“やり返し”の、 まさにカツギアイです。 また他のエピソードとして。 昔の主人公の(笠さんの)海軍艦長時代の部下(加東大介さん51歳)と再会し。 バーで軍艦マーチのレコードをかけてもらい。 海軍式敬礼(手を顔の前に立てて。これは陸軍とは違い、船内の狭さからくる。)をしながら “同期を懐かしむ“様子は。 この時代の小津映画の特色の、 必ず戦争の影をドラマに忍ばせる作劇ですね。 (光)小津映画の出演者の話によると。 小津監督の撮影現場はきちっと朝8時に始まり、昼休みを入れて夕方5時には終了して。 『さぁ、これからはミルク(お酒🍶)の時間ですよって。』と。 それまでの水を切ったような静寂の緊張した雰囲気の撮影現場とは一変して。 にこやかな小津安二郎さんに戻ると言われていましたが。 演出としては、この作品は大写しの対話モンタージュの切り返しで。 カット数も900を越えたと言われました。 ローアングル撮影の為、畳の縁の横線を消す”座布団”の配置を助監督に。 画面ごとに指示したそうですね。 あとよく室内の画面の背景の壁に配置されている、小津さんお気に入りの絵画も。スタッフに鎌倉(南)に2センチ、東京(北)に2センチと指示し、全体のバランス構成から考えた小津美学を目指したという話です。 (水)それから岩下志麻さんの後日談によりますと。 50回テークの場面。 気にいっていた会社の同僚(吉田輝雄さん32歳)との縁談話が、時期のズレで。 駄目になったと父親から話されて、ショックを見せない風にする所。 うつ向いて顔を上げ、返事する表情 までだけの場面を延々とやり直されて。 新人だったので、何が悪いのか分からず、とても悲しく困ったと。 そしてこの場面に続いて、二階の自分の部屋に移っての場面も。 その哀しい気分をもてあそぶように。 机に向かい椅子に座り、洋裁の巻き尺を指先で、右手に三回、左手に二回、ほどいてまた右手に三回と巻き直し繰り返す場面での、その演出に。 同じように90回も。この時は監督に。 『志麻ちゃん、人間というものは悲しい時に、悲しい顔をするもんじゃないんだよ。そんな単純なもんじゃない。』と言われたと。 だからそれ以来、『怒ったシーンで笑うのは?、悲しいシーンでは泣かないのはどうだろうって。考えるようになり、私の演技の原点になりました。』と語っています。 だから“小津リズムに合うまで”やり直されたとも言ってます。 何でもない風に通り過ぎそうな場面での完璧主義!!。 この辺も見過ごせません。 (星)この作品の公開後まもなく監督は首に、違和感のある膨らみを感じて。 翌年の4月にガンセンターに入院して、切開手術とコバルト照射を受けました。 この頃監督は『オレはトウフ屋だ。ガンもどき(自身の首の悪性腫瘍を文字って)か油あげは作るが西洋料理は作らないよ。』と。 冗談まじりに語った時もあったそうですが。 その痛みと苦しみは相当なものだったらしく。 7月にいったん退院、湯河原で静養し 北鎌倉の自宅に引き上げましたが。 10月に再発し再び入院。 その苦痛に身悶えするほどだったらしい。 野田高梧さんや佐田啓二さんの一家(特に五歳の佐田貴恵さん、中井貴一さんのお姉さん。が来るのを生きがいのように楽しみにしていたそう)がよくお見舞いに行ったとか。 そして12月12日の60歳の誕生日に息を引き取りました。 まだまだこの監督の映画を見たいと思う人達は。 あの当時も現在も数えきれません。 だからこそ、今年全国で、また海外でも。その記念行事が目白押しなんでしょう。 さてそんな所で。この座談会を含め三回に渡り、小津映画の最終章における三作品を楽しんで参りました。 ご静読ありがとうございました❗。
ひろ
4.0
監督・小津安二郎、脚本は監督と野田高悟の共同執筆によって製作された1962年の日本映画。小津安二郎監督の遺作でもある。 ・ 長男の幸一夫婦は共稼ぎしながら団地に住んで無事に暮らしているし、家には娘の路子と次男の和夫がいて、今のところ平山にはこれという不平も不満もない。細君と死別して以来、今が一番幸せな時だと言えるかもしれない。中学からの旧友との酒の席でも24になる路子を嫁にやれと急がされるが、平山としてはまだ手放す気になれなかった…。 ・ この映画の翌年の60歳の誕生日に亡くなった小津監督。完璧主義者だった監督らしい最後だと思うが、最後の作品もやはり完璧だ。ずっと描き続けてきた父と娘、娘の結婚などのテーマも盛り込んであり、監督最愛の女優・原節子こそ出演していないけど、小津映画のオールスターと言っていいような顔ぶれ。 ・ 赤色が好きな小津監督が好んで使ったドイツの赤が映えるカラーフィルムによって、全体的に赤みがかっていて味がある。特に人間に温もりを感じる。小津作品らしい軽妙な台詞も最後まで変わらない。小津作品の日本語は、いまの時代の日本語にない感動がある。 ・ 親は娘を嫁がせるのが務めといった時代だけに、いつも見合い話が持ち上がるが、嫁がせる父親と嫁ぐ娘の心情が伝わってきて切なくなる。団地暮らしの長男や同級会の連中から、時代の雰囲気が伝わってくるのも面白い。無理してゴルフクラブを買おうとするのとかは、今のサラリーマンと変わらなくて笑える。 ・ 小津の分身であり、日本の父親像を体現し続けた笠智衆はもちろん父親役。やはりこの人は最高の父親だった。中村伸郎と北竜二の旧友コンビはコミカルで楽しい。長男を演じた佐田啓二も杉村春子や加東大介といった名優も、しっかり自分の個性を出している。 ・ そんな中でも、小津安二郎永遠のヒロインである原節子に代わってヒロインの座を掴んだ岩下志麻は初々しくて目立っていた。小津監督が最後に見出だした才能だけに、その後の活躍は当然の結果だろう。脇役だけど、若々しい岸田今日子も個性的で印象に残った。 ・ 60歳という若さで亡くなった小津安二郎監督。これだけ質の高い作品が遺作だというのが、あまりにももったいない。まだまだたくさん名作を作ってもらいたかった。もう亡くなってだいぶ経つから、作品の多くは安く手に入るので、日本映画史に残る名監督の名作を楽しんでもらいたい。
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