湯を沸かすほどの熱い愛
湯を沸かすほどの熱い愛
2016 · ファミリー/コメディ/ドラマ · 日本
125分



銭湯・幸の湯を営む幸野家だったが、1年前、父・一浩(オダギリ ジョー)がふらっと出奔してから休業していた。母・双葉(宮沢りえ)は持ち前の明る さと強さで、パートをしながら娘・安澄(杉咲花)を育てている。ある日、双葉は余命わずかという宣告を受ける。それから双葉は、“絶対にやっておくべきこと”を決め、実行していく。それは、家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる、気が優しすぎる娘を独り立ちさせる、娘をある人に会わせる、というものだった。双葉の行動によって、家族の秘密はなくなり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛を込めて母・双葉を送ることを決意する。
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てっぺい
5.0
【全員熱演、愛情の連鎖に涙】 構成、演出、映画の雰囲気、そしてなんと言っても出演陣の熱い演技が素晴らしいし、強い人間愛の連鎖に何度も泣けてしまう。無駄なシーンもないし、非の打ち所がない。 第40回日本アカデミー賞6部門受賞。監督・脚本は自主制作映画『チチを撮りに』の中野量太、商業用長編デビュー作。本作で宮沢りえが日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、杉咲花が日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。 宮沢りえ、杉咲花、そして個人的には子役の伊東蒼も含め、熱演が光る。安澄(杉咲花)の、母の前では泣かないと決めながら、涙が漏れ落ちるラストの表情、双葉(宮沢りえ)の、末期状態で流す一粒の涙がそれぞれ強烈に印象に残る。鮎子(伊藤蒼)も含めた女3人の自然体の演技がとても雰囲気がいい。 そして双葉から力強く発される愛情に、登場人物達が呼応し、そして連鎖していくこの映画の愛情の図式。この“人間愛のぶつかり合い”が何度も泣ける。ラストシーンも、タイトルの意味を強調した、銭湯が舞台のこの映画ならではの美しさ。原作・脚本の力強さがあると思う。 全体的にも、コミカルな演出や、それらを自然にこなす演技がたくさんあり、決して暗い映画に見えない。お涙頂戴になりがちなこの手の映画の中で、決定的な強みだと思う。お父ちゃん(オダギリジョー)が包帯を巻いて登場するシーンには笑った! 鮎子が母親から別れを告げられたシーンが、実は双葉のものだったり、静岡旅行へ出発するシーンと、双葉を乗せた霊柩車が家を出るシーンを同じ構図にしていたり、構成・演出も工夫があちこちに。 見てよかったと素直に思えた映画。
みわ
4.0
あの人のためならなんでもしてあげたいって思うというか… たぶんそれってその何倍もしてもらってるって思えてるからなんじゃないかなって
ばお
5.0
母の愛、そして生きることはかくも素晴らしい。 私の2016年のベストムービーです。(暫定) 今、私が求めているものを全て表現してくるている映画だった気がするのです。 そしてね観終わってから理解できるこのセンスのいいタイトル、最高です。 開始10〜20分ぐらいから、泣き始めてしまいました。涙脆い人は要注意!(私だけかもしれないけど笑) イジメにあったあずみ(杉咲花)が絵の具まみれになった姿を見て、「1番好きな色は?」「母ちゃんはね、断然赤。情熱の赤が好き」って答えるんですよね。母の優しさを感じてもう涙腺崩壊…。こんなお母さんいいです。 全くもってお涙頂戴な雰囲気はないんですが、母のそして、家族のあったかくて優しい気持ちをグングン感じて胸がジーンとなります。しかも伏線の回収の仕方がすごく自然でさりげなくていいです。 キャストの演技も素晴らしく、宮沢りえの様々な人を優しさで包み込む演技、杉咲花の等身大で自然な演技、オダギリジョーの飄々としていてなんとも頼りがたいけれど憎めない父。駿河太郎、松坂桃李(いつの間にこんなに上手くなった…?)もいい演技してました。 余命ものでありながら、死に重点を置くのではなく生きることに視点を置いているのが好感を持てました。だから直接の死ぬ描写はないのも納得です。また、ラストの衝撃がなんとも。こういう終わり方はなんか新しくていいですね、演出がほんとに神がかっている映画です。 観た後にほっこりして、人に優しくなろうと思える感動作です。是非、劇場で愛を感じて欲しい。 「こんなスケールの小さいお父ちゃんに、全て任せて安心できないわ。不安で不安で仕方ないわ。」
ダニーダン
4.0
またまた日本映画界を牽引しそうな監督が メジャーデビュー ! それにしても 宮沢りえさん わたしにとっては 僕らの7日間戦争 や 写真集サンタフェの 幼くて チャーミングで 可愛いくてオマセでそれでいてたいへんセクシーな少女の頃から 成長が止まっていた 女優さん 40代半ばにきて こんなに凛として 抑揚のきいた 熱く 愛情溢れるお母さん役が こなせる素敵な女優さんになっているとは実際2人でお茶を飲んだこともないですがきっと色んな山や谷苦労して一個づつ踏み越えてきたんだなぁと 感動しました! 杉咲花さん以下 キャストも みなさん 熱演 監督さんの 演出の素晴らしさをおもわせます とくに鮎子ちゃんの 熱演など 子役の使い方 演出は 是枝監督の術を思わせました。 安澄が 何度目かのイジメで とうとう 学校に 行きたくない 気持ちを吐露したときの お母ちゃんの たくましくも 厳しい 叱咤激励に 結局は 折れそうな心を なんとか 頑張って 登校する 安澄 血の繋がってない親子でも ここまで 愛情を真摯に注げば 血縁関係なく きっとお母ちゃんのような 強い子に なっていくんだろうなぁ と おもわせます わたしも幼少のころ 数年間義母に育てられたとき 男女の違いはありますが、、その強くもドライで合理的な考えに反発しかしなかったことをおもいだし いまは後悔だけが残ります あと二歩歩み寄っていればと、、 お母ちゃんが 安澄を 生みの母親に 会いに行かそうとするシーン 「あずみ!あんたならできる だって 安澄はお母ちゃんの子 でしょ!」 の台詞 泣きました 不治の病 イジメ問題 義母 夫の浮気 親の育児放棄 等々 2時間ほどの尺に これだけ詰め込めば普通 一つ一つの テーマ どれかが 希薄になるか 本筋の物語が ブレがちなものですが、、 この作品 わたしにとっては、キッチリ最後まで この映画が伝えたいこと ブレずに伝わった気がします エンディング近くからは お母ちゃんの 入院シーンで またまた何度も はばかりながら 泣いてしまいますが、、 松坂桃李 駿河太郎 オダギリジョー 杉咲花 伊藤藍 篠原ゆき子 宮沢りえ とにかく この皆様方の お力 熱演 あっぱれすぎます この物語 監督自身の脚本のようですが、監督自身も きっと どこか このような 家庭環境を 肌で感じてるように思います ラストシーンの 銭湯の煙突から 赤い煙、、、、 赤 お母ちゃんの好きな 赤色 ほんまに最後の最後まで この監督ずるいです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
刺繍屋
4.0
[過去鑑賞] もう最初から最後まで涙無しには観れない作品ですね。 実はこの作品を観る1年前に立て続けに両親を癌で亡くした事に加え、子供の頃イジメにあった時の事とかも思い出したりして、涙腺が緩みっ放しでした。 娘役の杉咲花さんも夫役のオダギリジョーも良い演技をされていましたが、やはり主演の宮沢りえさんの演技は本当に素晴らしいものでした。 失礼ですが、こんなに演技の上手い方だとは思っていませんでした。 優しく、そして強い母を見事に演じられていましたね。 これは名作と呼んでも差し支えない作品だと思います。
外は雨
2.0
この脚本書いた人はいじめをまるでわかってない。つーか、あれか?教室で下着姿になる絵が欲しかったのか?このシーンでこの映画サイテーって思った次第です。その後の展開もてんこもりな作為。泣けねーよ。ラストもなんだそれありえなーい。
ちさ
2.0
高評価陣が言いたいことは分かるんだよ、すごく だけど個人的には釈然としない部分や疑問点、マイナスな意味での驚きが多すぎて合わなかった 主観で見すぎなのかもしれないけど まず、お母さんよ 君は少し自分の意思に従いすぎではないかい? 映画中では全てが素晴らしいくらいに上手くいったけど、ちょっと軽率すぎではないか? いじめのシーンでは、もしあずみちゃんが自分の味方は学校にも家にもいないんだと感じてしまっていたら?最悪自殺していたら? あと、あれだけでいじめが解決するとでも?何もしてこなくなったらいじめは解決なのか?違うだろ いじめていた側なんて瀕死にならないと許せない こんなの甘すぎる 自分らを裏切って出ていった父親は、経営には必要だとしても娘が「あっ、おかえり〜」と快く受け入れるとでも思ったのか?私だったら、のこのこ連れ子と帰ってきた父親殴って母親にも不信感を抱くね 気色悪すぎて父親と生活とかしたくねぇわ 病気のこともなかなか話してくれないし 残される側だって、残りの時間をいかに大切に使えるように考えたいよ 適当に使っていた時間が悔やまれるような生き方なんて、残される側はしたくないよ ヒッチハイクも女3人の車に見知らずの男を乗せんのかい……あといつ体にガタがくるかもわからない状態で大切な娘たち乗せて長距離運転するなよ……危ねぇよ 娘には逃げるなと言っていじめにも、母親にも向き合わせたのにあなたは母親と向き合わないんかい……会わないんかいってね あとラストシーンどゆこと……?えっ銭湯で火葬してるってこと……?さすがに違うよね……?もしそうだったらどれだけの臭いがすると思ってるのかい??サイコホラーかよ……さすがに違ってくれ
きなこ猫
4.0
自らの死を予感しながらも、最期まで母としての責務を果たそうと奮闘する宮沢りえの姿を見て、少なくとも3回は泣きました。涙を拭くのに吸水性に優れた今治タオルでないと無理なぐらい大泣きしました。また、私の脆くなった涙腺に、更なる追い打ちを掛けてくる子役の伊東蒼ちゃんの自然体の演技に、たまらず今治タオルをもう一枚下ろしました。たまには横町の銭湯にでも行ってみようか。
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